こんにちは。今回は、私が実際に活用している野村証券の担保ローン(証券担保ローン)について、リアルな体験談を交えながら詳しく紹介していきます。


野村証券の担保ローンとは?

野村証券の担保ローンとは、保有している株式・投資信託などの有価証券を担保にして資金を借り入れるサービスです。

通常、お金が必要になったとき、保有している投資信託や株を売却して現金化するのが一般的ですが、担保ローンを使えば資産を売らずに資金を調達できるのが最大のメリットです。

主な特徴

  • 非課税で資金調達できる:売却ではなく借入なので、含み益に対して税金がかかりません
  • 投資ポジションを維持できる:担保に入れた資産はそのまま保有し続けられます(価格変動の恩恵も受け続ける)
  • 低金利:通常の消費者ローンやカードローンに比べ、金利が低く設定されています
  • 使途自由:借りたお金の使い道は問われません

私の実際の活用例

SBIから野村証券へ1000万円分のオルカンを移管

私はもともとSBI証券でオールカントリー(通称オルカン)の投資信託を約1000万円分保有していました。

野村証券の担保ローンを使うためには、当然ながら野村証券の口座に資産を置いておく必要があります。そこで、SBI証券から野村証券へ投資信託の移管手続きを行いました。

💡 移管の注意点:投資信託の移管は証券会社によってルールが異なります。移管に時間がかかる場合や、一部の銘柄は移管できないケースもあるため、事前に確認が必要です。

600万円を借入

1000万円のオルカンを担保に設定し、現在600万円を借り入れています。

担保となる資産の評価額に対して、借入できる上限額(掛け目)が設定されます。一般的に投資信託の掛け目は70〜80%程度が多く、1000万円の資産であれば最大700〜800万円程度まで借りられる計算になります。

私は少し余裕を持たせて600万円にとどめています。これは、相場下落時に担保価値が下がった際の追加担保(追証)リスクを抑えるためです。


金利の動向:1.9% → 2.15%に上昇

担保ローンの利用で注意しなければならないのが金利の変動です。

私が借入を開始した当初は年利1.9%でしたが、現在は2.15%に上昇しています。

金利が与える影響

600万円を借りている場合の年間利息は以下の通りです: 金利 年間利息(600万円) 1.9% 約114,000円 2.15% 約129,000円 差額 約15,000円/年

金利が0.25%上昇することで、年間で約1万5000円の負担増になります。月換算すると約1,250円のコスト増です。

日銀の金融政策の変化などを受け、今後もさらなる金利上昇が続く可能性もあります。担保ローンを使う際は、金利変動リスクをしっかり織り込んでおくことが重要です。


担保ローンを使う際のリスクと注意点

1. 相場下落による追加担保リスク(追証)

担保となっている資産の価値が大きく下落すると、証券会社から追加の担保提供や借入残高の返済を求められることがあります(いわゆる「追証」)。

相場の急落局面では特に注意が必要で、担保評価額に対して借入比率を高くしすぎないことが大切です。

2. 金利上昇リスク

前述の通り、担保ローンは変動金利のため、今後の利上げ局面では借入コストが上がります。長期借入を考える場合は、金利シナリオを複数想定しておきましょう。

3. 流動性の制限

担保に設定した資産は、ローン残高の範囲内で自由に売却できない場合があります。急に現金が必要になっても、すぐには対応できないケースがあります。


まとめ:担保ローンは「賢く使えば」強力なツール

野村証券の担保ローンは、資産を売らずに現金を手にできる非常に便利な仕組みです。含み益への課税を避けながら資金調達できる点は、長期投資家にとって大きなメリットです。

一方で、金利コストの増大や追証リスクなど、リスク管理を怠るとダメージを受ける可能性もあります。

私自身、1000万円のオルカンを担保に600万円を借り入れ、この資金を有効活用していますが、金利が1.9%から2.15%へ上昇したことを機に、借入額や運用計画を改めて見直しています。

担保ローンの活用を検討している方は、ぜひ担保比率・金利・出口戦略をセットで考えてみてください。


本記事は個人の体験に基づくものであり、投資・借入を推奨するものではありません。ご利用の際は各自の判断と責任のもと、野村証券の公式情報をご確認ください。