2026年 節税術

子供の特定口座の利益、
確定申告で取り戻せる!
基礎控除が最大95万円に大改正

2025年分の確定申告から基礎控除が大幅アップ。知らないと損する子供口座の節税ポイントをわかりやすく解説します。

📅 2026年2月公開

今年(2025年分)の確定申告から、所得税の基礎控除が従来の48万円から最大95万円に大幅引き上げ!子供の特定口座で株や投信を運用している家庭にとって、源泉徴収された税金を取り戻す絶好のチャンスです。

基礎控除、どう変わった?

2025年度の税制改正で、所得税の基礎控除が合計所得金額に応じた段階制に変わりました。子供のように収入が少ない場合は特に大きな恩恵があります。

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2024年まで(旧) 48万円 一律
✨ 2025年分から(新) 95万円 合計所得132万円以下の場合
合計所得金額 改正後(2025年分〜) 改正前(2024年まで)
132万円以下 95万円 🎉 48万円
132万円超〜約200万円 63万円〜85万円(段階的) 48万円
約200万円超〜2,350万円 58万円 48万円
2,350万円超〜2,400万円 36万円 16万円
⚠️ 時限措置に注意: 基礎控除95万円への引き上げは、2025年・2026年の2年間限定の時限措置を含む数値です。2027年分以降は改めて確認が必要です。
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なぜ子供の特定口座で節税できるの?

特定口座(源泉徴収あり)では、株や投信の売却益・配当金に対して自動的に 20.315%(所得税15.315% + 住民税5%)が源泉徴収されます。通常はこれで課税完結のため、確定申告は不要です。

しかし、子供に他の収入がほとんどない場合、売却益が基礎控除の範囲内であれば本来の税額はゼロ。払い過ぎた税金を確定申告で取り戻せるのです。

具体的にいくら戻ってくる?

子供の口座で年間60万円の売却益が出たケースで計算してみましょう。

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💰 2025年分の還付シミュレーション(売却益60万円)

売却益 600,000円
源泉徴収された税金(20.315%) −121,890円
基礎控除(改正後) 950,000円
課税所得 0円(非課税!)
✅ 確定申告で還付される金額 約121,890円

旧制度(基礎控除48万円)では売却益60万円の一部に課税されていましたが、新制度では基礎控除95万円の範囲内に収まるため、源泉徴収された約12万円がまるごと還付されます。

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扶養控除への影響は?

多くの親御さんが気にする「確定申告したら扶養から外れるのでは?」という点。こちらも改正されました。

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扶養要件(合計所得金額) 2024年まで(旧) 2025年分から(新)
扶養親族の所得上限 48万円以下 58万円以下 ✨

子供の売却益が58万円以下であれば、確定申告しても親の扶養控除には影響しません。また58万円を超えても、新設の「特定親族特別控除」により段階的に控除が受けられる仕組みが整備されました。以前より柔軟になっています。

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住民税の取り扱い【重要な制度廃止】

⚠️ 制度廃止に注意:以前は「所得税は総合課税(または申告分離課税)、住民税は申告不要」と所得税・住民税で課税方式を別々に選択できる制度がありました。しかしこの分離選択制度は2023年分(令和5年分)をもって完全廃止されています。

2024年分以降は、確定申告をすると所得税・住民税ともに同じ課税方式が自動的に適用されます。確定申告した売却益・配当金は住民税の合計所得金額にも算入されるため、住民税への影響も含めて事前にシミュレーションすることが重要です。

なお、住民税の基礎控除は43万円(所得税の最大95万円より低い)のため、売却益が43万円を超える場合は住民税が課税される点にも注意しましょう。

手続きの流れ(6ステップ)

  1. 「特定口座年間取引報告書」を取得
    証券会社から1〜2月頃に郵送またはWeb交付されます
  2. 国税庁の確定申告書等作成コーナーにアクセス
    e-Taxでスマホから申告が可能。マイナンバーカードがあると便利
  3. 申告書を作成
    子供を申告者として、譲渡所得・配当所得を入力
  4. 還付口座を入力
    子供名義の銀行口座を登録
  5. 申告書を提出
    期限は 2026年3月17日(月)
  6. 還付金を受け取る
    申告後1〜2ヶ月程度で指定口座に振り込まれます

子供が未成年の場合、親が法定代理人として手続きを行えます。

📋 まとめチェックリスト

基礎控除が最大95万円に拡大
旧:48万円 → 新:95万円(合計所得132万円以下・時限措置含む)
売却益が95万円以下なら所得税ゼロ → 源泉徴収分が全額還付
60万円の利益なら約12万円が戻ってくる
扶養への影響は合計所得58万円以下なら問題なし
旧:48万円以下 → 新:58万円以下に緩和
所得税・住民税の分離選択は2023年分で廃止済み
確定申告すると所得税・住民税は同一の課税方式で処理される。住民税基礎控除は43万円
申告期限:2026年3月17日(月)
e-Taxでスマホから手続き可能
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の税務アドバイスではありません。税制は改正されることがありますので、最新情報は国税庁のウェブサイトでご確認いただくか、税理士・税務署にご相談ください。