just keep buying
「投資って難しそう」「何から始めればいいかわからない」——そう感じている方へ、この記事ではインデックス投資×Just Keep Buying(ただ買い続ける)という、シンプルだけど強力な資産形成の方法をお伝えします。
私自身、この戦略を実践して運用8年で6,000万円超を達成しました。特別な才能も、複雑な分析も不要です。必要なのは「継続する意志」だけ。データと書籍の知見をもとに、その理由を徹底解説します。
Just Keep Buyingとは?
Just Keep Buying(JKB)とは、米国の金融データアナリストニック・マジューリが著書『Just Keep Buying』で提唱した投資哲学です。その本質は驚くほどシンプルです。
やること:インデックスファンドを毎月一定額、機械的に買い続ける
やらないこと:相場の上下を読んで売買タイミングを計る
「それだけ?」と思うかもしれません。でも、これが最も合理的な戦略であることは、膨大なデータによって証明されています。
データが証明する「買い続ける」の圧倒的な強さ
① 市場タイミングを計るのはプロでも不可能
S&P500の過去データを分析すると、年間の上昇日ベスト10日を逃すだけで、リターンは約50%以上消失することがわかっています(JPモルガン調査)。つまり「安いときに買って高いときに売る」は理論上正しくても、実行できる人間はほぼ存在しないのです。
「相場の底値で買おうとする行為は、長期的には定期積立に勝てない。なぜなら人は感情で動くからだ。」
ニック・マジューリ『Just Keep Buying』
② ドルコスト平均法の威力
毎月一定額を買い続ける「ドルコスト平均法」は、価格が高いときに少なく、安いときに多く買える仕組みです。毎月5万円をS&P500連動ファンドに積み立てた場合の試算(年利7%想定)は以下のとおりです。
| 積立期間 | 元本 | 想定資産額(年利7%) |
|---|---|---|
| 5年 | 300万円 | 約354万円 |
| 10年 | 600万円 | 約863万円 |
| 20年 | 1,200万円 | 約2,601万円 |
| 30年 | 1,800万円 | 約5,651万円 |
複利効果により、時間が経つほど元本と資産額の差(=運用益)が劇的に拡大します。
③ アクティブファンドの9割はインデックスに負ける
S&Pダウ・ジョーンズの「SPIVAレポート」によると、過去15年間でアクティブファンドの約90%がS&P500インデックスに運用成績で劣後しています。プロのファンドマネージャーでも市場に勝ち続けることはほぼ不可能——だからこそ、インデックスに乗り続けることが合理的なのです。
インデックス投資は「平均」ではなく、「上位10%に入り続ける」戦略です。
私の実績:運用8年で6,000万円超
百聞は一見に如かず。私自身の実績をお伝えします。
| 運用期間 | 8年 |
| 現在の評価額 | 6,000万円超 |
| 主な投資先 | 全世界株式・S&P500インデックスファンド |
特別な才能はありません。実践したのは次の2つだけです。
- 毎月の積立を止めない(コロナショック・利上げ局面も継続)
- 支出を最適化して投資に回す資金を最大化する
コロナショックで一時的に資産が大きく減少した際も、「これはセールだ」と考えて積立を継続しました。その後の回復と上昇で、あの時期に買い続けたことが大きなリターンになっています。
投資資金を生み出す節約術:私が実践する4つの習慣
投資で成功するには「稼ぐ」だけでなく「支出を最適化」することが不可欠です。私が実践している節約術を紹介します。
① 水筒持参でカフェ代を節約
毎日コンビニやカフェでドリンクを買うと、1杯200〜600円。月20日換算で月4,000〜12,000円、年間最大14万円以上の出費になります。水筒を持参するだけでこの固定費をほぼゼロにできます。小さく見えますが、これをインデックスファンドに30年積み立てれば、複利で数百万円の差になります。
② 格安SIMで通信費を大幅削減
大手キャリアのスマホ代は月8,000〜12,000円が一般的。格安SIM(MVNO)に切り替えると月1,500〜3,000円台で同等の通信が可能です。年間換算で最大10万円以上の節約になります。通信品質も現在は格安SIMで十分なケースがほとんどです。
③ 株主優待で生活費を実質削減
日本株投資の魅力のひとつが株主優待制度。飲食券・食品・日用品など、生活に直結する優待を受け取ることで現金支出を減らしながら生活水準を維持できます。優待利回りと配当利回りを合わせた「総合利回り」で銘柄を選ぶのがポイントです。なお、株主優待はあくまでサブ戦略。コアはインデックス積立です。
④ 旅行はマイルで実質タダ
旅行費用は家計の大きな支出のひとつ。しかしクレジットカードのポイントをマイルに集約することで、年1〜2回の国内・海外旅行をほぼ無料で楽しめます。日常の買い物・公共料金・保険料をマイル還元率の高いカードに集約するだけで、毎年数万〜数十万円分のマイルが貯まります。現金支出を抑えた分を、そのまま投資へ。
| 節約術 | 年間節約額(目安) |
|---|---|
| 水筒持参 | 約3〜14万円 |
| 格安SIM | 約5〜10万円 |
| 株主優待活用 | 約3〜10万円 |
| マイル旅行 | 約5〜30万円 |
| 合計 | 約16〜64万円 |
この節約分をそのままインデックスファンドへ——これが資産形成の加速装置です。
参考書籍:理論的な裏付けはここから学んだ
私の投資哲学を支えてきた書籍を3冊紹介します。
📖 Just Keep Buying/ニック・マジューリ著
データで「買い続けること」の正しさを証明した投資の教科書。感情ではなく数字で投資を語る姿勢が学べます。
📖 敗者のゲーム/チャールズ・エリス著
機関投資家でさえ市場に勝てない現実を解説。インデックス投資が最適解である理由が腑に落ちる一冊です。
📖 ウォール街のランダム・ウォーカー/バートン・マルキール著
株価はランダムに動き、市場予測は無意味であることをデータで示す名著。インデックス投資の聖典とも言われています。
今日からできるアクションプラン
- 証券口座を開設する(SBI証券・楽天証券がおすすめ)
- 新NISAの積立設定をする
- 投資対象は「全世界株式」か「S&P500」連動ファンドを選ぶ
- 毎月の積立額を決めたら、相場を気にせず継続する
- 節約で生まれた資金を積立額に上乗せしていく
難しいことは何もありません。大切なのは「始める」こと、そして「止めない」ことだけです。
まとめ
市場に勝とうとするな。市場になれ。
インデックス投資の本質
データは明確です。アクティブ運用のプロの90%がインデックスに負け、タイミングを計る投資家は定期積立に勝てない——これが現実です。
私が8年で6,000万円超を達成できたのは、特別な才能があったからではありません。Just Keep Buying——ただ買い続けたからです。そして節約で生み出した投資資金を、一円も無駄にせず市場に投じてきたからです。
あなたも今日から始められます。最初の一歩は、たった月1,000円の積立でいい。大切なのは「止めないこと」——それだけです。
※投資は元本保証ではありません。自己責任のもとで取り組みましょう。